広島城の石垣

広島城には、沢山の石垣が残っています。これらの石垣は、もっとも古いもので400余前の毛利輝元が築城した頃のもの、新しいものでは、ごく最近の補修時のものが残っています。

広島城内の石垣については、本丸・二の丸など、個々の場所で紹介していきますが、ここでは、大まかな石垣の特徴、見るポイントなどを紹介しています。

ポイント1 石を見よう。

例えば、左右を比較してみましょう。

内堀北西の石垣 二の丸の石垣

ちょっと、極端ですが、石が違いますね。形が整った石は、新しいということです。

ではこれはどうでしょうか。

ポイント2 石及び積み方を見よう。

本丸内の、上段北側の石垣


ちょっと、難しくなったと思いますが、中央の木と、その左右にある石垣を比べてみましょう。なにか違いに気が付きませんか?
そうです。左の石ですが、ポイント1ほど、キレイではありませんが、大きさがほぼそろっていることと、表面が平たい石であることと、比較的左右の列が整っているようです。しかし、右側は、石の大きさがばらついているのと、表面が平たくない石であり、また、左右の列があまり整っていません。このころから、同じ石垣のように見えても、時期が、異なる、つまり左が新しくて右が古いということがわかります。


このように、詳細を見ていくことで、石垣が「新しい」「古い」を比較していきます。



本丸北側の石垣列(東←→西)
左下へ続く



これ以外の石垣列は順に追加していきます。しばらくお待ちください。

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