ソバつくりを通して「食育と世代間交流推進し地域の活性化」を図る取り組みです!

   ソバつくりを地域の有志の皆さんとはじめて4年目になります。きっかけは、友人がソバ打ちをしてソバを御馳走してくれたタイミングと定 年後に遊休農地の活用をしたいと思っていたことが重なり、地域の有志10名で始めました。そして、子どもたちも巻き込み出来た新ソバはサロンなどで(13会場294名)食べていただき世代間の交流もできました。自然界の素晴らしいメカニズムとバランスも感じ取ることができました。

この写真は平成20年8月8日(金)AM5;00からの播種の風景。ブヨからの防御が課題です。
播種での注意点は厚播きにしないことです。目標は約200粒/m です。
9月に入ればこのように純白の花がたくさん咲ききれいです。鳩も寄って来るので対策が必要です。ソバの花は大きな花(長花柱花)と短い花(短花柱花)があり、それぞれの雄しべからの花粉は違う花の雌しべに届かないと実にならないという他家受粉(たかじゅふん)です。この為昆虫などの助けが必要となります。
平成20年10月5日(日)刈り取りからハザ掛けで2週間天日干し(含水率を14%程度まで低下)のあと実を叩いて落とします。そして唐箕で実だけにします。このあと、石を取り除き、実を磨き、脱穀し、石臼にかけてソバ粉の誕生となります。 この風景は、11月新ソバを打っているところです。この時には65名分のソバを打ちました。徳原ソバ愛好会のメンバー3名で打ち、福祉推進員の方々にソバ切りして頂きました。
食育の説明用チャートです。他家受粉で昆虫たちの力を借りなければ実りません。昆虫たちは単に花の蜜を取りに来るだけではなく、開花時に発生する殺菌性のあるガス(ファーストノート)を浴びて身を守るのだそうです。自然界のシステムとバランス、ギブアンドテークに感動を覚えます。 平成20年度は、ソバ打ちし食して頂く交流会は13会場延べ294名の方々と交流ができました。