ひきこもり特科です。

 昨今、ひきこもりの無料相談や脱出、専門カウンセラーの有料相談までさまざまなひきこもりビジネスページが展開されています。
 そう
ビジネスです。
 私は四年ほどひきこもり当事者や家族の方とかかわってきましたが、当事者と家族の意識の違い、つまりは
「お互いの思いやりの擦れ違い」をいやというほど実感してきました。
 特に
「時間軸」の違いが印象的で医師や公的機関、あるいはフリースクールやフリースペースの経営者は現在しか見ておらず、最も重要な「十年後、二十年後に当事者が生きていけるか」という点を度外視してしまっています。
 ひきこもりに対する理解が薄いし、自分たちの常識が永遠不変だと思ってしまっているように思います。
 私は当事者だったですし、現在もみなさんは「元」ひきこもりだと言ってくれますが、私自身は
「自活できない私がはたしてひきこもりを脱失したと言えるのだろうか?」と日々困惑するばかりです。
 正直、月10万前後しか稼げず、親のすねをかじっている現状はひきこもりとなんら変わらないでしょう。
 ちなみに一応、常勤です。
 厚生労働省のガイドラインによると常勤でなければひきこもりのようで、ニートもひきこもりに含まれるようです。
 この就職難の時代に何を言っているのかと疑問で仕方がないのですが定義がなければ医療保護も制定できないわけで意味がないとは言えません。
 こういう定義があればこそ、法律や条令が生まれるのです。
 
しかしこういう善意の押し付けは困ったものです。
 彼らの常識というか視界の狭さは
「学校に行くようになった」「仕事をしだした」という時点でひきこもりを回復の部類に入れてしまい、あとで再発することをまったく考えていないことに現れています。
 私など登校拒否→
高校卒業後一年間ひきこもり→就職→「九ヶ月で離職、長期のひきこもり」家庭内暴力→医師がさじを投げる→父に首を絞められ、弟に足の爪を砕かれて、靴の中が血の海になり、恐怖を覚え、保健所に相談「精神医療を受ける覚悟を決める」→「お金がなくて通院できなくなる」→「障害年金を申請するために親に頭を下げて金をもらう」→「作業所で月給3000円の生活」→「職親制度の利用」→「精神保健団体のつてで現在の職場に流れ着く」となんと十二年もかかってようやくここまでです。
 そんな現状の中、はたして一人の医師、担任、保健士さんとの関係だけですむでしょうか?
 私は現在の風潮というか、まわりのひきこもりに対する認識はとても甘いと考えています。
 そこでひきこもり当事者とも、その家族ともかかわりを持ってきた私が少し噛んでみようと考えたわけです。
 ひきこもりには定型はなく、家庭によって対応は変えなければなりません。
 そのあたりを理解していただければと相談ページをない知識を絞り、無料ページを寄せ集め、ウェブサイトを開いてみました。
 一回500円(振込手数料は除く)です。  

 相談メールはこちらまでm01utmab47@hi2.enjoy.ne.jp

一回五百円(振込手数料除く)となっています。こつこつやる方が「あわないな」と思った時、やめやすいのと。ネット環境維持の資金に
 なお個人情報につきましてはひきこもり当事者や家族との相談の時以外には絶対に使用しません。またいたずらやスパムメールにつきましては法律に基づいて厳格な対応をさせていただきますので覚悟を決めておいてください。