愛は教えられるか


 っていうタイトルの、まじめな性教育の本がある。
 性教育はT中時代に結構本気で勉強して、授業実践も学年部ですっごいがんばった。
 指定校並だったよ、多分。県の大会で発表したこともある。

 でも。最近思うんだ。

 避妊ばっかり教えてはいないか?性行為のことに偏ってはいないか?
 で、思い出したのがこの本。
 私の結論からいえば、愛そのものは教えられない
 でも、人を愛することとはどういうことなのか語ることはできる。この場合、博愛主義とか家族愛とかじゃなくて、ずばり「恋愛」。 

 恋愛能力
ってあるよね。 
  言い換えれば「異性と特別な人間関係をつくる力」
 これはもしかしたら教えられるのかもしれない。
 だって、つきつめれば人間関係づくりだもの。
 異性に媚びるとかさ、そういうのじゃなくて。
 きっちりと対等にかしこく、いい関係つくる力ってのは、性教育とはまた別の次元かもしれんけど、絶対必要だよ。
 あ、ちょっと違う。力をつけてあげることはできないね。そういうものが必要なんだよ。ってことを語ることならできる。

 結局それを実感するのは、いくつかの恋に破れたあとなんだろーけどね。