青い空

つか見上げた青い空
風に流れる白い雲が
自分の翼でどこにでも飛んでいける鳥たちが
無性にうらやましく思えた

人は いつもないものねだりで
人は いつも贅沢な生き物なのかもしれない

もしも 自由に空を飛べたら
もしも 風に流れる白い雲になれたら
そんなことを考えている自分が
少しこっけいに思えた

私は 人の世界しか知らない

あてもなく広い空
風に流される白い雲の気持ちも
燦燦と照りつける太陽の下
はばたき続ける鳥の気持ちも
知らない

だからこそ
もしも 自由に空を飛べたら
もしも 風に流れる白い雲になれたら
そんなことに思いを巡らすのかもしれない