親睦旅行
9月30日、10月1日と今年も職場の親睦旅行に参加させてもらった。今の職場も今年で12年目、大学の
スクーリングと日程が重なった一昨年以外は、すべて参加させてもらっている。これも、偏に、色々な場面で
それこそさりげなくサポートをしてくれる職場の人、気軽に声をかけてくれる職場の人のおかげである。
今年の旅行、一日目は、清水寺(安来市)、足立美術館、餘部鉄橋、宿泊は、湯村温泉、二日目は、餘部
鉄橋を実際にJRの電車に乗って渡り、その後、伊根の舟屋、神戸で昼食、ショッピングとかなりの過密スケ
ジュールで自宅に着いたのは夜の10時前と今までになく遅かったのだが、なぜか、疲れたという思いはなく
楽しかったという想いが強かった。
家に帰ってからも、家族に一通り楽しかった二日間の思い出を遅くまで話したのだが、結構話は尽きなかった。
今年の旅行も、また、職場の人に助けられながらの旅行となり、私は、迷子になることもなく、心行くまで
旅行を楽しむことができた。
清水寺の三重塔に上るのは、さすがに無理だと思ったのだが、これもまた職場の人の手を借りて、しっかり
上まで上ることができた。真っ暗な階段、しかもその階段は、人一人が通るのがやっとのような幅しかなく、
最初は、絶対に上まで上るのは無理だと思った。それでも、職場の人が、私のバックを持ってくれたり、階段の
様子を細かく教えてくれたり、そんな人たちのサポートで、私は、またこうした貴重な体験ができた。
もちろん、三重塔に上ってもそこから見える絶景が見えるのかといわれれば、「いいえ」と答えるしかないのが
現実である。でも、そこに、上れたという事実、みんなと同じ場所に立てたという事実は、私にとっては、何物にも
変え難い宝物なのである。
こうして、11回目の親睦旅行も無事終えることができ、私の人生にまた一つの素敵な思い出が刻まれた。
毎年、帰路のバスの中、「来年の親睦旅行は、いけるのだろうか?」そんな思いを抱きながら、今回私に
素敵な宝物をくれた職場の人たちに、心から感謝をする。
清水寺の三重塔からの風景
伊根の舟屋の風景