残暑お見舞申し上げます

 残暑お見舞申し上げます
 おじいちゃん、おばあちゃん、お元気ですか?
 おばあちゃんにとっては、初めてのお盆ですが、いかがお過ごしですか?
 私は、相変わらずの毎日を、それでも精一杯楽しく過ごしています。
 去年の今頃は、おばあちゃんは、病院のベットの上で、随分しんどかっただろうに、それでも、
私の身体のこと心配してくれてましたよね。口癖のように、「暑いから無理しんさんなよ」って言ってくれましたよね。
 仕事とかいろいろあってなかなかお見舞いにもいけなかったこと、今でも申し訳なく思っています。
 今年も、去年と同じ暑い夏です。
 「元気だよ」と胸をはって言えないのが残念ですが、今年の夏もどうにか乗り切ることはできそうです。
 誰もいなくなったおばあちゃんの部屋に行くたびに、何とも言えない淋しさを感じます。
 部屋に置いてあるおじいちゃんとおばあちゃんの写真に、時々話しかけながら、今頃どうしている
のかなぁって思ってます。もう二人、きっとめぐり逢えましたよね。
今頃、二人で、どんな事を話してますか?
 時々、私は、二人に守られているような気がするときがあるんですよ。
 良かったことも、悪かったことも遠い昔のいろいろなことを時々なつかしく想い出しながら、私は、
頑張ってます。だから、心配しないでくださいね。
 おばあちゃんが、いなくなったことで、皮肉にも色々とみえてきたこともいっぱいあるし、
おばあちゃんを看病するお母さんの姿を見てこれからのこととか、いろいろと考えることになったけど、
それはそれで私にとっては、避けては通れないことだったと思います。
 不甲斐ない孫だったけど、これからも、おじいちゃんと一緒に青い空の上から見守っていてくださいね。

2007年 盆