治療例 −糖尿病性潰瘍− |
糖尿病性潰瘍も,傷によっては適切な治療により切断を避けることができます。患者様ご自身の治療への取り組み方で,治癒までの期間や治療経過が変わってきます。 |
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右足に感染を起こし,多数のドレーン(膿や滲出液あるいは血液を体外に出すためのもの,写真では管状のもの)が入っていた。切断の適応と診断されており,何とか切断を避けたいと紹介された。
写真は右足を内側から。右が踵側,左が足趾側。 |
右足をやや足底側から。右が踵側,左が足趾側。 |
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抗生剤の全身投与,抗菌作用のある外用剤を使用し,感染を抑えた。壊死組織も切除。この後,創傷被覆材を利用し治療。患者様も,治療に積極的に取り組んだ。
多発していた創は,完治した。 |
切断は,回避できた(足内側)。
上の写真と同じ足です!
その後,患者様は足をよく観察されており,傷に気をつけられている様子。 |
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治療のポイント
(1)壊死組織除去
(2)感染の治療
(3)洗浄
(4)適切な外用剤の使用や創傷被覆材の利用による湿潤環境維持
(5)糖尿病の治療
(6)患者様の努力
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