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治療例 −陥入爪−


足のおやゆびの爪の周りに,よく傷ができる方がおられます。先の細い靴で圧迫されたためや爪が曲がって皮膚にくい込みやすくなっているために起こります。爪の変形が強く,何回も炎症を繰り返すなら,手術により治療を行います。
普段から,足を清潔にし,足を観察しましょう。深爪は避けます。

陥入爪

(1)左第T趾の陥入爪。炎症所見強く爪の両側に不良肉芽を認める。趾の基部付近には,消毒剤によると思われる皮膚炎も認める。洗っていない。 (2)手術後。傷の再発は無くなった。
変形した爪が生えるところを切除するため,爪の幅は狭くなる。





          
爪の両端の変形(湾曲)が強い。 (上写真左)爪の片方に傷。深爪をしている。深爪は一時的に症状を良くしても,根本的な解決にならないことが多い。
(上写真右)深爪できちんと端まで切ったと思っても,爪の端っこが残り,それが爪の伸長と共に棘上に周囲皮膚に刺さり,傷をつくることがある。上写真右で,黄色の矢印で「爪の棘」を示す。なお,上写真の左右は,別の患者様。











治療のポイント
(1)足の清潔,観察

(2)靴(足に問題を持っておられる方は,かかとの低いゆったりとした靴を)や深爪など注意