おいしいミカンの見分け方

外 観 

やや扁平で、油胞(表皮のつぶつぶ)が細かくて多い果実が良い(皮の肌のきめが細かいのが良い)。

腰高果、へたの部分が突出している果実、油胞が粗く、浮き皮(皮と実が離れている)果実は味が淡泊でおいしくない。
果皮が薄いのがベスト。干ばつの年には果皮が薄くハウスミカンのようになる。
手でもって、柔らかく、しっとりした感じの果実がよい。
色は、橙色が濃いほどおいしい。黄色味が強く、スベスベの感じなものは避ける。
左の方がおいしいよ! 平べったいミカンを選んでね。     

※ 生産者から一言
  多少の傷や病害虫による汚れは、味にはほとんど関係ありません。農薬を必要以上散布し、傷一つ
ない果実に仕上げ、さらに収穫後に、果皮からの水分蒸発を防ぎ、ツヤを出すためにワックス処理されている果実は、確かに見た目にはきれいです。しかし、果実の呼吸が妨げられ、味ボケしたミカンになりやすいのも確かです。
大きさ 

大玉(L玉以上)を好む方が多いようですが、食べておいしいのは小玉です。

実際、いろいろ食べ比べてみてください。 
果梗の太さ

細いものが良い。切り口が大きい果実は、樹齢の若い樹か着果量が少なく窒素が遅くまで効いたものが多い。

果梗とは、はさみで切り口のことです。
その他、袋(じょうのう)の数が多いほどおいしい。