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広島県手話通訳士協会
2010年6月から会長を務めています。
             ミッションは何か?
            
                 
                               
会長 唐澤 美加
 

今年度から2年間の支部長を仰せつかりました。
 微力ながら、ろうあ連盟はじめ関係各団体そして会員のみなさんとともに歩んでいきたいと思います。よろしくお願いします。

 恩師に会うたびに聞かれる。
 「ミッションは何だ?」って・・・
 しどろもどろしていると、「簡潔に答えられるようにしなさい。」って・・・
 だからいつも考えている。
 手話通訳士のミッションは何か?
 職能団体である日本手話通訳士協会広島県支部のミッションは何か?
 常にこれを問い続けたい。

 ミッションについて考える際の出発点は、手話通訳を必要とする方々 つまりろうあ者からでなければならない。彼らの 思い、置かれている状況、現実、そしてわれわれは何を期待されているのかに思いを馳せることを忘れてはならない。
 
そしてろうあ者のみなさんが引っ越してきたいと思っていただける広島県になってほしい。いやなってほしいじゃなくて、そんな広島県にしたい。

 ミッションを絵に描いたもちにしないために具体的に考えることが必要だろう。
 どのような広島県なら住みたいと思っていただけるのかを具体的に考えること。
 一人ひとりのろうあ者のニーズをていねいに掘り起こすこと。
 一人ひとりのろうあ者の思いを大切にすること。
 今住んでいる地域は果たしてろうあ者にとって住みやすい町だろうか。
 どうしたら住みやすい、幸せに暮らせる町になるか。
 まず私達が住む地域から一度じっくり見つめてみよう。
 これはもう「まちづくり」以外の何ものでもない。
 ろうあ連盟はじめ聴覚障害者関係団体はもちろん、他の職能団体とのネットワークを築きながら、ろうあ者の方々が「住んでよかったと思える町」にしていこう。
 社会に対して(自分の住む自治会、PTA、町内会、市、県その他ろうあ者が生活しているところ全て)に 発信していく力量、提案していける力量、そして行動力を培っていこう。 

日本中のろうあ者のみなさんが引っ越してきたくなるような広島県に!!
 いざ出陣!!

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