浜本院長によるクラシック音楽へのお誘い 浜本眼科クリニック 境港市上道町
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世の中ではいやしの音楽として、モーツァルトの曲を集めたコンパクトディスクがはやっているようです。ほとんどクラシック音楽ばかりを40年以上聴いているクラシックファンとしては、少し物足りないように思うので名曲でいやしになると思われる曲を年代順に選んでみました。(私の持っている盤も参考までに載せてみました)
1.モーツァルト 交響曲 第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」 (1788年作曲) 2.ベートーヴェン 交響曲 第7番 イ長調 作品92 (1811-2年作曲) ベートーヴェン(1770-1827)の交響曲は9曲あります。第9番「合唱」は年末にいつも演奏されるなじみの名曲です。第7番は「のだめカンタービレ」で一挙に知名度が上がりました。「のだめ」では第1、4楽章のみの演奏でしたが、実は第2楽章が抒情的で気が休まるのではと思います。第3楽章も躍動感がありベートーヴェンらしい曲です。 3.シューベルト 交響曲第8番 ハ長調 D.944 「ザ・グレート」(1828年作曲) シューベルト(1797-1828)はベートーヴェンをとても尊敬していて、ベートーヴェンに匹敵するような交響曲を書こうとしました。「ザ・グレート」はベートーヴェンと肩を並べる長大な曲です。第2楽章では、楽園にいるような気分にさせられるかもしれません。 4.ブラームス 交響曲第2番 ニ長調 作品73 (1877年作曲) ブラームス(1833-1897)もベートーヴェンの交響曲があまりにすばらしいため、なかなか交響曲が書けず、第1番を書いたとき40歳を過ぎていました。第4番までありますが、この第2番は長調でおだやかな気分にさせてくれるでしょう。 5.ブルックナー 交響曲第7番 ホ長調 [原点版(ハース版)] (1881-3年作曲) ブルックナー(1824-1896)は敬虔なカトリック教徒でオルガニストでした。曲の響きがオルガンの曲に似たところがあります。第7番は曲の冒頭部分は天国に近づくような感じです。ブルックナーの交響曲は第9番までありますが、曲が優に50分を超えるので、慣れるまで何回も聴く必要があるでしょう。しかし、美しい旋律にあふれていますので1楽章ずつでも聴いてみるとよいでしょう。 交響曲以外に何か良いものがないかと思われるかもしれませんので、ピアノ協奏曲も1曲紹介しておきます。 6.ショパン ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11 (1830年初演) ショパン(1810-1849)は若くしてピアノ協奏曲を2曲書いています。ピアノの詩人と言われるだけあって、とくにピアノの部分は素晴らしく、聴くものを魅了するのではと思います。 ドイツ、オーストリアで活躍した作曲家の作品を主に取り上げてみました。ショパンはワルシャワを出てパリで活躍しました。ジュピターが30分弱なのを除くとあとは40〜50分あり(ブルックナーの第7番は67分)、クラシック音楽に馴染みのない方は聴くのが大変かもしれません。モーツァルトかショパン、ベートーヴェンの第7番くらいから始めるといいでしょう。これらの交響曲は4楽章で構成されており勇ましいところもあります。、今回あげた曲は何度も続けて聴くとかえって疲れるかもしれませんので、ときどき聴いてみてください。何回も聴いているうちにどこか気持ちよいと感じるところがあれば、「いやし」になると思います。 |
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