活動のあらまし 国内での音声分析の講演や研究発表はもとよりのこと、海外の長安交通大学、ソウル大学、カルフォルニア大学(ロス校)、カルガリー大学などでも行ってきました。広島女学院大学(1970-1974年)、鳥取大学(1975-1983年)、鳴門教育大学(1984-1988年)、県立広島女子大学(1989-2005年)に奉職しました。なお、東京都立大学(現・首都大学)、大阪大学などでも講義(集中講義)を行ってきました。
研究内容の経緯 いわゆるズーズー弁などの中舌音の音響分析を行いながら、日本方言における「言語素地説」を提唱してきました。顧ると、1970年代より方言における音響分析をはじめて、1970年後半からは三輪譲二博士(岩手大学工学部)などの協力を得ながらズーズー弁についてパソコンによるAbS分析(Anarlsis by
Synthesis)や対話型の音響分析を行ってきました。現在の今、実現態に徹するような、人間のコミュニケーション活動論が必要であると考えます。
「音声録聞見」(音声録聞見for
Windows)使用範囲の拡大 この「音声録聞見」は、桐谷滋博士(東京大学名誉教授)、水島保孝氏(元デイテルの代表取締役)、世木秀明氏(現・千葉工業大学准教授)などの協力を得ながら、2005年刊行の和泉書院『音声研究入門』の付録ですでにフリー化しています。このホームページでダウンロードされたものに「たとえば、「9102121131 いわゆる50音図・直音(あ行ーた行)」などとあるのは、そのことをまさにものがたっていますが、しかしながら、今般は水島氏や富田和広氏(県立広島大学教授)などの協力を得ながらさらにいろいろな方面において、よりいっそうはば広く使われるようにしたいと考えています。
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