☆ きっかけ ☆
さてさて、何はともあれ最初に、この愉快なネタが生まれたきっかけを話さねばならないでしょう。
それはこの春のこと。先の機密文書(02/8/9発行、詳細はImformetion頁参照のこと)で紹介した「パラレル設定やくざネタ(いずれこのサイト内にて紹介の予定)」にどっぷりハマっていた松崎、「こんなことばっかじゃアカンやん」と思い、「POROPOSAL」という珠玉(等と自分で言うかぁ 苦笑)の短編を書き上げたのでありました。(ちなみにこれも先の機密文書に収録済みandここからリンクで行けるお友達サイト「命同盟」さんにて公開中) この短編はタイトルどおり、そのものズバリなプロポーズ話でありまして、プロポーズを書いたんだから次は当然結婚式よね〜などと思いつつ、あれこれと妄想を膨らませていた折りしも、その頃のチャットの話題は何故かシュウくんに集中していたのでありました。
話題の論点は大きく分けてふたつ。『漫画「エヴォリュダー・ガイ」のラストでシュウくんはあのまま死んでしまったのか』と『果たしてシュウくんはミコトちゃんのことをどう思っていたのか』。
前者に関しては、松崎さんちにはもともと《瀕死のシュウくんはドクター・猫島(※注1)によって救われるものの、実に性格の良いドクターの格好のおもちゃとして弄ばれ、不幸な日々を送る》という、猫島センセ絡みの愉快な設定が存在していたのだ。あのドクターならシュウくんのひとりやふたり、簡単に生き返らせることができるだろうし、もしかして「ものはついでだから量産してみちゃった〜」とかってガイやミコトを絶句させるかも、等と考えては遊んでいたものだから、とくに悩む事はなかったの。だがしかし、問題は後者のほう。大方の意見では『シュウくんもミコトちゃんのことが好きだった』ので『ガイとはミコトを巡っての恋のライバルでもあった』って見方がされてましたね。尤も、あれだけガイに拘ってたから「実はガイが好きだったんじゃないの?」 「いやん、シュウくんってばホモ?」 「しかも本人にはその自覚がないのよー(笑)」 「周囲にそう指摘されて『俺は断じてホモなんかじゃないっ』と力説したものの、ひとりになってしみじみ考えるに『そーかも知れない』と思って悶絶するとかー(爆笑)」等と、一部の腐女子が喜びそうな意見で大いに盛り上がったりしたこともありましたが(笑)
ま、それはさておき、松崎さんが考えるに、シュウくんはミコトちゃんのことを初めは『ガイの彼女』としか捉えてなかったのではないだろうか。『ガイの』だから『奴に勝つために奪ってしまおう』と、そんな風に考えて(最低な考えだが… 苦笑)、あくまでもガイに勝つためだけに接近したものの、いつしかミコト自身を好きになっていったのではなかろうか、と。そんなシュウくんの想いを、ガイとミコトの結婚式前夜っていう状況設定のもと、回想録ってカタチで書いてみても面白いんではないかと思った松崎。先のプロポーズ編と元からあった新婚初夜編と合わせて《結婚》をテーマに1冊に纏めようと企画を立てたまでは良かったんだけど、ここで鋭い指摘を受けてしまったんである。「何故シュウくんが生きているのか説明しなくちゃ話が通じませんよね」 そーなのだ! まったくもってその通り、このネタをやるには、まず『シュウくん復活編』を書かなくちゃならないのだ。…ってわけで、ホントはいつか猫島センセの本を作るようなことがあれば書こうと思ってたネタなんだけど、ま、先にやっちゃおうかーと思って、つらつらとシュウくん復活のくだりを本格的に考え始めた松崎。もともとが猫島センセの話だっただけに、最初からドクターが飛ばしまくる展開は当たり前だったんだけど、そこへある日、まったく唐突に、予想もしなかった新たなる登場人物が割り込んできちゃったのである。自分でも思ってみなかった意外な展開に驚きつつも、「でもこれ結構イケルかも」等と思った松崎、あれこれイメージを膨らませていくうちに、とうとう「命ちゃんのクローン」等という、究極にヘン!なネタに到達してしまったのでした(苦笑)。思いついた当初はさすがの松崎も「これは余りにも無茶なんじゃないかなー」と思ったんだけど、某所でのチャットでちょこっとネタを披露して反応を伺ったところ、意外とすんなり受け入れられたうえ、好評だったので、すっかり気を良くしちゃったんですよねぇ。そうして、毎度お馴染みのチャット仲間であるプリマーダちゃんにもネタを披露してみたのでありました。
これから紹介するのがそれを披露した時の会話。ドキドキしながらも、結構ハイテンションでノリにのってる松崎の暴走振りをお楽しみくださいませ(笑)
※注1 松崎のオリキャラ。猫島センセがどんな愉快な人物であるかは、ここのリンクから行けるお友達サイト「Lovers Only」に掲載されている『La vie en rose 第3章 聖なる夜の奇跡』をご覧ください…って、不親切だなぁ(笑)