用語集

イコライザー

周波数特性を変化させて、音色を補正する回路のこと。

カクテルパーティー効果

人間の耳は脳の特殊な働きによって、聞きたい音だけを選択して聞くことが出来る。例えば、騒がしいパーティーの席上でも、重要な会話は意外に通じる。このように多くの音源の中から、ある種の音だけを聞き分ける耳の能力を、カクテルパーティー効果という。

グラフィックイコライザー

音質調整器の一種で、可聴周波数帯域をいくつかに分割し、各帯域ごとに独立してレベルを調整できるものをいう。通常スライド式のボリュームを使い、補正したカーブが視覚的にわかり易い。

ハウリング

スピーカーから出た音がマイクロホンで収音され、増幅されて再びスピーカーから送出され、これが繰り返されて生じる発振現象のこと。

パラメトリックイコライザー

音質調整装置のひとつ。中心周波数、帯域幅(Q)、帯域ごとの振幅(レベル)を可変できる周波数特性補正装置。通称パライコ。

パワーアンプ

スピーカーを鳴らす電力を供給するためのアンプ。電力増幅器。メインアンプとも言う。

プリアンプ

前置増幅器。メインアンプの前に設置し、弱小の信号を扱いやすいレベルまで増幅する。イコライザーやトーンコントロールなどの音質調整の回路が付属していることが多い。

マスキング

同時にいくつかの音が出た場合に、小さい音が大きい音に消されて聞こえにくくなったり、聞こえなくなったりする現象。マスキングは離れた周波数よりも近い周波数の音に対して効果が大きい。マスキングの効果は周波数によって異なり、低音は高音をマスクし易いが、高音は低音をマスクし難い。