正しい傷の手当て

褥瘡ケア創傷ケアの現実?



 「褥瘡なんか一生懸命診なくても,ほかにいろいろあるでしょ。」
                      (平成13年,ある病院の医師)

 「エアマットレスを使うと,看護師が体位変換をさぼる。」
                    (平成13年,ある病院の看護部長)

 「褥瘡ガイドラインがあるから,何も話し合わなくてもこの通りにすればいいんじゃないですか。」                  
                      (平成14年,ある病院の医師)

 「委員会に栄養士が入らなくてもいいんじゃないですか。」
                      (平成14年,ある病院の医師)

 勉強会にて:「うちは,まだクロマイワセリンばかり使うレベルで・・。」
                   (平成17年2月,ある病院の看護師)

 講師「褥瘡の学会なんかには行かれていますか?」
 参加者「・・・」
 講師「褥瘡委員会の責任者の看護科長さんは行かれているんでしょ?」
 参加者「・・・」      
                   (平成17年2月,ある病院の勉強会)

 「褥瘡患者なんかは,入院させない。」  
                  (平成17年8月,ある病院の病棟科長)

 「痛くないようにしてほしい。治してほしい。痛いのはいやだ。とにかく,痛くないようにしてほしい。自分では何もしたくない。」   
                   (平成17年,糖尿病性潰瘍の患者様)

 「褥瘡?どうしていいのか,全くわからん。」
                    (平成18年1月,ある病院の医師)

 「デブリードマン?したことがないから,できん。」
                    (平成18年1月,ある病院の医師)

 「死にそうな患者は,ほっといてほしい。」
                  (平成18年6月,ある病院の病棟科長)

 「・・・(無言無視)」   
       (平成18年6月,褥瘡ケアについて   ある病院の病棟科長)

 代理店が,自社の都合で不正に作成した資料を病院に提出し医療材料が採用。その製品でケアが行われる。
                         (平成18年,ある病院)

 「今の方法がベストと思っているから,方法は変えない。どこへも紹介もしない。」
         (平成19年7月,在宅で褥瘡のある患者様を介護している
          ご家族が,悪くなっている褥瘡について往診医に相談した
          とき,同医師から言われた言葉)