愛媛の名桜 M |
世善桜(よぜんざくら) |
〈種名・エドヒガン〉 |
県内で最高樹齢の老桜 |
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内子町から国道380号を東へ進み、旧小田町で県道211号に入る。県道を直進すると上川地区の北地に着く。御岳(みたき)の世善桜は、そこから林道を数キロ登ったところにある。 |
世善桜は2本あり、1本が御岳の太森神社跡地にある。もう1本は北地の県道近くの鳩岡山龍蔵寺跡地にある。北地の世善桜は幹周5mの親樹が平成15年2月雪で倒壊した。傍らに育っていた二世が樹高11mに成長し、立派に花を咲かせている。 |
御岳の世善桜の親樹は生きているが、根元周5.29m、幹周3.99mの主幹は衰退が著しい。これも根元近くで成長した二世が樹高17mになり、世代交代が進行しつつある。花はいずれも淡紅色の一重の花が平開し、萼筒もきれいな壷型をした典型的なエドヒガンである。 |
文明15年(1483年)大野朝直が吉野の金峰山から苗を持ち帰り、良い世の中でありますようにと願いを込めて「世善桜」と名付けたと伝えられている。今、地元自治会の人々が地域を挙げて世善桜の増殖に取組んでいるので、いずれ「世善桜の里」として注目されることだろう。 |
(樹木医 森本政敏) |
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御岳の世善桜 北地の世善桜 |
【メモ】 |
1.場所 喜多郡内子町上川北地・御岳 |
2.平成18年の満開時期 4月7日〜10日 |
3.写真の撮影日 平成18年4月7日(御岳) |
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