チ「みてみいあそこ。
ハワードとカオルが競争しとるで。」
シ「ハワードが勝てるわけないのにねえ。」
フィ「でも・・・距離が縮まらないみたいだけど。」
ポ「若いもんはええのう。」
メ「あの馬鹿、カオルに勝てるわけないだろう。」
ベ「俺はハワードの勝ちに一票だ。」
シャ「ベルったら、意外と勝負師なのね。」
ル「でも、ホラ・・・いい勝負。」
メ「ハワードのやつ・・・。」
シオ「・・・」
「頑張れー。」
行方を見守り応援する面々。
後10メートル
ハ「んがっ。」
カ「っ・・・」
3メートル。
ハ「もがっ。」
カ「はっ・・・」
1メートル
ハ「ぷはあ、げほっげほっ。見たかカオル。僕の勝ちだ。」
カ「はあ、はあ。」
チ「ハワードが勝ったでえ。」
シ「うっそ。」
ハ「お、僕を称える歓声が上がってるぜ。おおーい。」
岸に手を振るハワード。
ハ「あとなあ、羽子板でもおまえに勝てる自信があるぜ。」
カ(羽子板・・・・・・なんで羽子板なんだ?)
ル「ポルトさん。」
ポ「なんじゃい?」
ル「やっぱり宇宙船の件、ポルトさんにお願いします。」
ポ「あせらんでもええぞい。」
返事のかわりに笑顔を見せるルナ。
ポ「・・・そうか・・・わかった。魂を込めて作らせてもらうわい。」
ル「私達も頑張って働きますね。」
熱い日差しの、永遠に二度とは戻らない楽しい一日を、みんなで夕陽を見ながらその名残を惜しんだ。
未来への希望をはっきりとその胸に感じながら・・・