カ「全部俺のせいか・・・ルナにあんなこと言わせたのも・・・

アダムとシャアラを脅えさせたのも・・・

ハワードとシンゴを怒らせたのも・・・

ベルとメノリが呆れて物も言えないのも・・・

それに・・・」

さっきの様子を思い出すカオル。

カ「いつも、親代わりのように見守っててくれた優しいロボットに、

あんな悲しい思いをさせたのも・・・」

生まれてから味わったこともないほどのたまらない思いに包まれるカオル。

カ「・・・・・・だったらもう、SSSランクのドラゴンを捕まえるしか・・・いや。」

金色に輝く男が浮かぶ。

カ「アイツを狩れば宇宙船には十分だ。」

ナイフを握り締める。

カ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 俺は一体・・・」

立ちすくむカオル。

カ「何を考えているんだ!」

地面を叩いて泣き声を上げるカオル。

まるで子供のように・・・




ハ「カオルは戻ってこないし・・・どうするよ?」

メ「ポルトさんには事情を話して、またいつもの仕事をしていこう。」

ベ「うん。それしかないよ。」

ル「さ、チャコ・・・ゴメンね。」

チャコの背中に手のひらをあて支えるルナ。

チ「ルナが謝ることあらへん。ウチが悪いねん。」

ア「心はいつも。」

ニッコリ笑うアダム。

チ「青空やねん。」

つられて無理やりニッカリするチャコ。

ル「そうよ。辛いことがあったら空を見上げんねん。

  曇りの日も、雨の日かてあるけど、心はいつも青空やねん。」

笑顔を取り戻すチャコ。

シ「・・・でも・・・」

うつむいて喋るシンゴを見るみんな。

シ「アイツまた来るって言ってたよ。」




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