メ「おお、ロミオ。あなたはなぜロミオなのか〜。」
ハ「ジュリエ〜〜トッ。」
チ「なんや、朝から。けったいな声やな。」
ル「おはようチャコ。」
チ「なんや?」
シャ「スターホールの団長さんが、メノリのお別れ公演を兼ねて、
30回公演をやることになったの。」
チ「ほ〜う。」
シャ「それでシェイクスピアのロミオとジュリエットを私がちょっとアレンジして、
やってもらうことになったの。」
チ「メノリの相手役にハワードかいな。
大丈夫か〜?ハワードで。」
シャ「それが・・・」
ル「結構うまいのよね・・・セリフも間違えないし。」
チ「へえ〜。」
シャ「ちょっとアドリブが多いけどね。」
ル「意外だったわね・・・」
手をあごにあてて複雑な顔をする。
シャ「私達もちょっとだけでるの。」
ル「カオルとベルもあっちで練習してるわ。」
チ「あのふたりもでるんかいな。」
シャ「チョイ役だけどね。」
ル「ベルはいいんだけど・・・カオルが緊張しちゃって。」
チ「アイツは、影にばっかりおったからなあ。」
シャ「アダムも演奏するのよ。」
チ「アダムはまだおるんかい。」
ル「私達が出発するまではこの星にいるって。
必ず見送りにもいくからって。」
チ「んでもまだそないな腕前やないやろ?」
ル「でも、メノリの弟子ってことで精一杯やればウケルから大丈夫だって・・・」
チ「観客が喜べばOKなんやな。」
シャ「楽しませていくらの世界なのね・・・」
ル「チャコは・・・」
チ「ウチは今回はパスや。シンゴとまだやることが仰山あんねん。」
ル「大変ね。」
チ「もう一息やからな。」
シャ「終わった後に打ち上げもやるからって、団長さんが。」
チ「それまでにはいけるように頑張るわ。」
ル「チャコの好きそうなものは残しておくからね。」
チ「頼んだで、ウチらも頑張るからみんなも頑張るんやで。最後やからな。」
ル「うん。」
ハワードとメノリのやり取りを見守る3人。
ハ「ジュリエエ〜〜ト。」