「さあ、いよいよ我が劇団が生み出した女神。
メノリ ヴィスコンティによるこの星最後の演奏です。
どうぞ、いつまでもその優しげなメロディを心におきざみくださいませ。」
ル「最後はメノリね。」
ハ「アイツ準備はできたのか?」
メ「もう完了した。」
ハワードの後ろに立つメノリ。
ハ「は、はやいなー。」
メ「一応プロだからな。」
フッと笑うメノリ。
メ「いつまでもみんなの心に残る音楽を演奏してくるよ。」
ル「メノリ。」
シャ「頑張ってね。」
メ「ああ。」
ハ「しっかりやれよ。生徒会長。」
メノリはいつものように颯爽と最後のステージへと向かった。
その晩
公演の打ち上げと、お別れパーティを兼ねて、キャンプファイヤーを囲んでバーベキューが行われた。
団「皆さん今日はお疲れ様でした。
大盛況の内に終えることができ、感極まる思いであります。
これもひとりの女神様が運んでくださった、活気と、志と、優しい気持ちのおかげであります。
その女神様も、自分の星へと帰る日がやってまいりました。
今日は十分その名残を惜しみましょう。」
全員で目を閉じてお祈りする。
「すばらしい出会いと、今日という時の恵みと、与えてくださった食べ物に感謝します。」
団「 では、メノリさんと、その仲間達に・・・」
乾杯の音頭をとって、賑やかな音楽と共に最後のパーティが始まった。