ハ「に、肉の山だ〜。」
チ「フルーツの山や〜。めっちゃうまそうや。」
シ「もうお腹ペコペコだったもんね。」
食べ物の山に飛びつく3人。
メ「お前たち、最後くらい品良くできないのか。」
劇団員の女の子達に囲まれるアダム。
「ねえ、キミいくつ?」
「どの星系から来たの?」
「音楽は続けるつもり?」
「メノリさんと仲いいの?」
ア「え〜と・・・」
団「いやあ、良いお芝居でしたよ。」
ハ「う、むぐう。」
団「どこかで、ご経験がおありで?」
ハ「ゴクン。初めてだけど・・・」
団「それは・・・すごいですね。」
ハ「練習は何度もやったからな。」
ちょっと考える団長さん。
団「才能がおありのようですね。
役者になることも考えてみてはいかがですか?」
ハ「聞いたかシンゴ。才能あるってよ。
いやあーやっぱりわかる人にはわかっちゃうんだなあ。」
満足そうなハワード。
シ「また真に受けちゃって。ホント幸せな人だね。」
やれやれといった身ぶりをする。
ハ「役者・・・役者かあ・・・
僕はパパの跡を継ぐもんだと思ってたけどなあ。」
団「物怖じしないし、舞台のあなたは生き生きしている。やれると思いますよ。」
ハ「う〜〜〜〜〜ん。」
音楽が軽い明るいメロディに変わった。
シオ「メノリ。」
メ「ん?」
シオ「踊ってくれる?」
手を差し出すシオン。
メ「ああ。」
その手をとる。
フィ「ル、ル、ル、ルナさん。」
ル「なあに?」
フィ「お、お、踊っていただけますか?」
まっすぐ手を出すフィオ。
ル「私、あんまり踊ったことないんだけど・・・」
フィ「俺もありません。」
クスッと笑うルナ。
ル「じゃあ、お願いします。」
手を握るルナ。
フィ「お、お願いしますです。」