ハ「いよいよコロニーへ帰れる日が近づいてきたな。」
チ「あと三日経てば、宇宙に向けて、ドカーンってわけや。」
シャ「この街ともお別れね・・・」
シ「まだ気が早いよ。」
ル「シンゴ?」
シ「宇宙にでてから、僕達のコロニーへ帰るまで、どれくらいかかるか・・・
本当に帰れるかもわからないんだよ。」
メ「・・・それでも、ひとつの区切りを乗り越えたんだ。」
ベ「ああ。」
ハ「きっとなんとかなるさ。」
シャ「そうね。」
ル「これからも、今まで以上に力を合わせて、がんばりましょう。」
「おおー。」
ガラガラ
シャ「あ、おかえりー。」
ル「カオル。どうしたの?なんだか顔色が悪いようだけど・・・」
チ「飛行士講習会で疲れてんのか?」
カ「なんでもないんだ。」
寝室へと消えていく。
ベ「やっぱり疲れてるのかな・・・」
ハ「ここのメシももう食い収めかあ。」
夕食を前に名残惜しそうなハワード。
シャ「私とルナが一生懸命覚えたから、半分くらいは、また食べられるわよ。」
ハ「ほんとかよ。楽しみだなー。
はやくこいこい出発日。」
笑うみんな。
ハ「から揚げを覚えておいてくれ、あれ好きなんだ。」
シ「僕はトンカツを・・・」
シャ「肉料理はちょっと限られるかも。」
ベ「俺は、芋の煮っ転がしがあれば・・・」
チ「ジャガイモは宇宙船内で栽培できるから、いくらでも食べられるでえ。」
メ「私はほうれん草のソテーとベーコンがあればいい。」
ハ「カオルはなにがリクエストだ?
今のうちに言っとけよ。」
カ「ああ。」
ハ「なんだ、はっきりしないやつだな。
カオルは魚があればそれだけでいいってよ。」
シャ「もう、ハワード。」
「あはははは・・・」
ル「?カオル・・・」