町外れのさびれた宇宙船発着所。

 

いよいよオリオン号出発の時が近付いていた。

旅立ちの準備をするルナ達にひとりの少年と老夫婦が少なめの荷物を持って歩いてくる。

ルナ「彼が・・・」

カ「ルイだ。」

メ(カオルに勝った男か・・・見た目は軟弱そうにみえるが・・・)

シャ(カオルとは全然タイプが違うみたい。)

ルイ「おはよう。

   すごいなあ。こんな宇宙船をキミたちだけで手に入れたなんて。」

ルナ「はじめまして。

   カオルからあなたの話は聞いてるわ。

   よろしくね。」

ルイ「きみがルナだね。

   はじめまして。こちらこそよろしく。」

握手を交わすルナとルイ。

ルイ「いいのかな。僕なんの協力もしてないのに・・・」

ルナ「カオルの友達の優秀なパイロットが加わるんですもの。

   大歓迎よ。」

「ルイをよろしくお願いします。」

頭を下げるおじいさんとおばあさん。

ルナ「はい。」

カ「まだ少し時間がある。

  中をチェックしておいたほうがいい。」

ルイ「ああ。」

乗り込むルイ。

ルナ「これでいよいよ。」

メ「役者が揃ったな。」

凛と締まった空気を感じる。

シャ「それにしてもいいお天気。」

空を見上げるシャアラ。

今日は快晴。

ルナ達の出発を待つように、

どこまでも澄み切った青い空が広がる・・・




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