「ふあーあ。久しぶりにちゃんと眠れたきがするな。」
ル「おはようハワード。いつもよりははやいわね。」
ハ「ああ・・・ぼくはちゃんと眠れさえすれば、早起きなんだ。」
ル「じゃあ手伝って。」
ハ「なんだ、これは?」
ル「掃除道具よ。掃除を手伝うって約束したでしょ。」
ハ「そういえばそういう条件だったな・・・」
めんどくさそうに頭をかきながらも、しぶしぶ起き上がる。
シャ「あ、ハワードおはよう。」
ハ「おう、なあベルたちはどこに行ったんだ?」
シャ「お風呂場の準備を手伝ってるわ。」
ハ「うへ〜あの広いフロアを全部か・・・」
ル「はい、ハワードの雑巾。」
ハ(僕はこっちでよかったな。)
ル「この廊下をずーっと拭いていくのよ。」
目の前にはひたすら長い廊下がつづく・・・
ハ「うえ〜〜。」
メ「なにしてるんだ。お前もさっさとやらないか。」
ル「あ、星おばあさん。おはようございます」
星「ちゃんとやっとるーか?」
ル「昨晩は泊めていただいてありがとうございます。これからもよろしくおねがいします。」
シャ「きゃーー。」
メ「どうしたんだ?シャアラ。」
シャ「な、なにか黒いものが・・・」
ハ「また昨日のやつか?」
星「ほいーっ。ちょっとどきんしゃい。」
ハ「な、なんだあ?」
ばあさんは片手ですばやくなにかを捕まえた。
星「こりゃあ、この星の建物や台所の隅にいるブリキ虫っちゅうもんしゃあ。」
ル「なんですか?ソレ。」
星「鉄くずを集めて動いている小型のロボットみたいなもんじゃ。
鉄くずのあるトコロにおるからいやがられるんじゃが、害はないわい。」
ハ「そんなもん捕まえてどうするんだ?」
星「売れば買い取ってくれるもんがおるからサヴァイヴになるんじゃ。
だいたい1〜3サヴァイヴくらいかのー。」
ハ「ホントかー?100匹捕まえれば100〜300サヴァイヴか。よーしやるぞー。」
星「捕まえたらワシんとこへ持ってくればええ。
じゃがもうそろそろ朝メシじゃ。下の食堂へきんしゃい。」