ルナはフェアリーレイクの大通りを歩いていた。
今日は仕事を見つけたい。宇宙開拓技師になるには、経験も知識も足りないけれど、自分達には差し迫ってお金が必要なのだ。
少しでもみんなの力になりたい。
ル「でも、やってることは、星おばあさんに頼まれた買い物か・・・はあ・・・」
そんなルナに背後から忍び寄る影が。
小さな少年が、いきなりルナのスカートを後ろからめくった。
「きゃあ。」
買い物かごを落とし、スカートを押さえてふりかえる。
「なにするの?」
「Kerakera/¥^−^」
少年は楽しそうに笑うと走り去っていった。
「もう、なんなの?」
青い服の頭に触覚のついた少年はそのまま見えなくなった。
ほっといて、そのまま歩いていると、同じ服の、今度は大人の宇宙人があたりを見回している。
さっきの子供と同族らしい。
「誰かさがしてるんですか?」
「ああ、私達と同じ格好をした、子供をみませんでしたか?」
「それなら、さっきここの通りをかけていきましたけど。」
(私のスカートをめくってね・・・)
ルナの顔がギャグ顔で怒る。
「そうですか。ありがとうございます。おいこっちだ。」
二人の大人が後を追いかけていく。
ルナはさっきの少年の無邪気な笑顔を思い出していた。