数日後・・・
ル「いよいよね・・・」
ア「うん。」
大いなる木フロントロビーのテレビにかじりつく4人。
シャ「なんだか私達まで緊張してきたわ。」
ハ「しっ、黙ってろよおまえら。おっでてきたぞ。」
ア「うわあ。」
シャ「あの時よりも素敵な衣装ね。」
司会者「えーでは劇団スターホールから当番組が発掘してまいりました、麗しき女神。
メノリ、ヴィスコンティ嬢の演奏です。どうぞ。」
パチパチパチパチパチパチパチパチパチ
ハ「始まったな。」
シャ「メノリ・・・緊張してないかしら?」
チ「あかんウチも緊張してきたわ〜。」
ハ「大丈夫さ。コロニーにいた頃と同じにお高くとまっていらっしゃるぜ。」
シャ「もう、ハワードってば。」
テレビの中のメノリは凛としたたたずまいで立派に自分の音楽を貫いていた。
彼女なりの精一杯で・・・
星「ふぉ〜ん。」
ア「あ、星おばあさん、メノリがテレビにでてるんだよ。」
星「立派なもんじゃのう。あの娘はこんな顔ができるんかい。」
ハ「すごいよな、本当。」
テレビを見つめるハワード。
「ふああ〜〜〜。」
テレビの上で器用に丸くなった三毛さんは傍にブルキンがとまるのを見ると大きなあくびをひとつして、また丸くなった。