メ「ようやく休めるな。」
シャ「ねえ本当にいいのかしら?」
チ「大丈夫や。ルナの押しがきいたんや。」
シャ「でも物語なんかだとこういう場合、夜中に部屋に誰かがきたり、
捕まってどこかに売られたり・・・」
ル「あはは、考えすぎよシャアラ。
でも宿代にはあまり拘ってないように感じたわね。」
メ「そうだな、なんだかそれよりも泊まってってくれって感じで。」
チ「まあええやないか。
あっきっとこの部屋やで。」
灰色の上下開閉式の扉で横にスイッチがついている。
ル「開けるわよ。」
「ピッ」
「うわあ〜。」
シャ「素敵な部屋ねえ。」
メ「衛生面も問題ないな。広さも十分だ。」
チ「バスルームみたいなんもついてるでぇ。」
メ「それはありがたいな。」
シャ「もう汗でべとべとだったもんねえ。」
チ「ルナ?どうしたんや?」
ル「うん。ちょっと閉じ込められたりしないか心配になって。」
ドアを内側のスイッチであけてみる。
何事もなく開いた。
メ「そうだ。まずは非常口の確保をしておこう。
シャアラの物語じゃないがなにかあった時そのほうが安全だ。
ホテルなら見取り図みたいなものがあるはずだが。」
チ「それならこれやな。うん・・・うん・・・非常口もちゃんとのってるでえ。」
メ「そうか、なら念のため確認もしておこう。」
ル「私もいくわ。」
チ「ウチらは留守番してるわ〜気ぃつけてなぁ。」