「一次予選を勝ち抜いた75名による二次予選です。

9〜10名の8ブロックに分かれてバトルロイヤルをしていただきます。

勝ち残った各ブロック一位二位の選手合わせて16名が本選出場決定です。

ベ「バトルロイヤルか・・・」

カ「2名なら・・・」

「対戦表はこのようになっております。」

カ「177・・・Cブロックだ。」

ベ「178・・・俺も・・・」

顔を見合わせて微笑むふたり。

 

「くそー。」

「ぎえええー。」

次々と場外に投げ出されていく参加者達。

「ちくしょう、てめえ裏切りやがったな。」

「勝負の世界はそういうものさ。」

「てめえも三位じゃ意味がねえじゃねえか。」

「まあそういうものだ。」

「おい、見ろよCブロックを。」

「優勝候補のヘラクレスが負けたってよ。」

「前回優勝のあのおっさんか。」

「なんでも知り合いのふたりが同じブロックで協力して倒したって話だ。」

「ほ〜ん。」

「組み合わせの運も勝負のうちか・・・」

 

 

司「さあ、いよいよ本選。二次予選突破16名によるトーナメント形式の勝ち抜き格闘戦です。

いずれも腕に覚えのある強者ばかりです。

本選はこの5メートルの正方形の部屋で、エアシューズを使用して戦っていただきます。

気絶、ギブアップ、10カウントダウンで負けとなります。

時間制限はありません。

観客の皆さんにはマジックミラーと部屋の四方に埋め込まれたカメラで観戦していただきます。

それでは第一試合です。両選手どうぞー。」




 


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