ア「カオル。魚の捕り方を教えてよ。」
水中眼鏡をかけたアダムがモリを持って突っ立っているカオルにせがむ。
カ「ああ、じゃあ向こうの岩場に行こう。」
ア「うん。」
ベ「アダム。気をつけてカオルの言うことを聞くんだよ。」
ア「はーい。」
岩場へと歩いていくアダムとカオル。
ハ「お、おい。」
ハワードがあぶれた。
ベ「俺たちはここで荷物の番をしているから、ハワードは遊んできなよ。」
シャ「いってらっしゃい、ハワード。」
ハ「遊んで来いっていわれてもなあ。」
寂しそうなハワード。
ブルキンがハワードの額にとまる。
ハ「またおまえとか〜。」
うれしそうなブルキン。
チ「いくでえシンゴ。」
素早い動きでレシーブするチャコ。
シ「いくよ。」
計算された動きでトスを上げるシンゴ。
メガネの中に正確な角度と方向と距離が図式で表示される。
シ「はいっ。」
ル「あ、気をつけて。チャコは・・・」
フィ「えっ?」
チ「ウチの華麗なる洗練されすぎた、ビューティすぎる木の葉の舞のような、
サンダー稲妻カミナリスパイクや。うおりゃああーいてこませー!!」
バシッ
大きく飛び上がってスパイクを放つチャコ。
シ「凄いよチャコ。なんて直線的なスパイクなんだ。」
フィ「うぐっ。」
また顔面で受けるフィオ。
(またかよ・・・)
悲しくなるフィオ。
ル「大丈夫?」
駆け寄るルナ。
フィ「あ、ああ。」
ル「これで5対5ね。
絶対負けないからね。」
チ「ウチとシンゴにコンビプレーで勝てるとおもてんのか?」
がっちりと手を組むふたり。
ル「フィオ。」
フィ「ん。」
ル「頑張りましょう。ファイトォオー。」
フィオの手を握るルナ。
フィ「おお〜。」
(ま、楽しいからいいか♪)