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法要・儀式の豆知識


帰敬式(ききょうしき)
帰敬式は、阿弥陀如来・宗祖親鸞聖人の御前で浄土真宗の門徒として自覚をあらたにし、力強く生きていくことを誓う生涯ただ一度の大切な儀式で、「おかみそり」ともいいます。本願寺に参拝し、帰敬式を受けて法名(ほうみょう)をいただき仏弟子として生きていきましょう。

修正会(しゅしょうえ)
元旦会(がんたんえ)ともいいます。元旦のすがすがしくも厳粛な法要です。

御正忌(ごしょうき)・大逮夜(おたんや)
親鸞聖人のご命日である1月16日をご満座(まんざ)として営まれる法要で、宗祖親鸞聖人のご一生をつづった御伝鈔(ごでんしょう)が拝読されます。15日の夜を大逮夜といいます。

御紐解法座(おひもときほうざ)
旧暦では新年はじめの法座となります。新しい年をむかえ、新たな気持ちでお聴聞をされてきたのですね。

彼岸会法座(ひがんえほうざ)
讃仏会(さんぶつえ)ともいいます。彼岸とは迷いの此(こ)の世界に対し、お悟りの世界である彼(か)の岸のこと。春・秋のお彼岸に開かれる法座です。仏さまのことを思い、先祖・先人のご遺徳を偲ばせていただきましょう。

永代経法要(えいたいきょうほうよう)
永代経とは元来、永代にわたって尊いお経が読誦され、正法(しょうぼう)が講ぜられることをいいます。したがってそのために必要な寺院が維持されるために、永代経料として浄財が進納され、護持されてきたのです。そうした寺院護持に尽力された門信徒をしのんで法要をつとめ、その方々の願いであった正法を聴聞する法要が、永代経法要です。

花まつり(4月8日)
お釈迦さまの誕生をお祝いする行事です。お花で飾った小さな御堂(みどう)の中に、誕生仏といわれるお釈迦さまを安置して、甘茶をかけることから、灌仏会(かんぶつえ)の別名もあります。妙覚寺では5月の連休に花まつりと赤ちゃんの初参式を開催。訪問花まつりでは地元の老人ホーム・老健施設・病院にうかがっています。

降誕会(ごうたんえ)
5月21日、宗祖親鸞聖人のご誕生をお祝いする行事です。花まつりと同様、よろこびの行事ですから妙覚寺では仏教壮年会主催の祝賀会が行われています。

安居会(あんごえ)法座
雨季になると生き物がたくさんでてきます。戸外での思わぬ殺生をつつしんで屋内で静かに勉強することを目的とした、インドに起源をもつ法座です。仏教徒の学習会です。

盂蘭盆会(うらぼんえ)
お盆は正式には盂蘭盆といいます。お釈迦さまのお弟子の目蓮尊者(もくれんそんじゃ)のお母さんが仏法によって餓鬼道から救われたという「仏説盂蘭盆経」に由来する法要。盆踊りはお母さんが救われて、目蓮尊者がよろこんだ姿が起源となっています。故郷に帰り、先祖のお墓にお参りをし、お寺でみ教えを聞く、うるわしい習慣です。

報恩講(ほうおんこう)
親鸞聖人のご遺徳をしのんで行う法要で、「お取りこし報恩講」ともいわれます。聖人のご命日は1月16日ですが、それに先立って各寺院で報恩講をお勤めし、聖人のご命日である御正忌には、僧侶、門徒ともにご本山にお参りをしてきたのです。
報恩講は各家庭でも年に一度必ずつとめる真宗門徒としてもっとも大切な法要です。

除夜会(じょやえ)
おおみそかの夜、あわただしかった仕事を終えて、仏さまへの感謝と一年の反省の法要で、静かな感慨深い法要です。おつとめのあと、除夜の鐘をつきます。


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