つまり、聴覚障害者が安心してリクエストできる通訳者を目指しているのですよね。とても大切なことですね。ただリクエストに応えていると通訳者の健康問題に支障が起きます。都合がつかないだけではなく、断る勇気も必要です。手話通訳者の健康を考え、一日一件、週に三回を基本にコーディネーターは配慮していることをお忘れなく。聴覚障害者やコーディネーターや現場で信頼してもらえる通訳の技術やあり方を追求・検証していれば、きっと、きっと、お花ちゃんがお花ちゃんをリクエストできるようになるよ。謙虚に地道に実践じゃー!! CHIKOより
何年か前、Sさんを講師にお迎えして研修会が開かれ、それに参加しました。その時、Sさんが研修会参加者に「あなたが、今もし、聴覚障害者になったとしたら、あなたは自分に手話通訳を依頼しますか?」と問いかけられました。私は、当然「やなこった!」と思いました。
そのあと「そうだなぁ〜。もし、私が聴覚障害者となったら、コーディネーターに通訳者のリクエストをするとすれば、まずAさんでしょ。されからBさん、でCさん、あっ、Dさん、Eさんもいいなぁ〜」と5人くらいの名前を心の中であげました。
あれから、何年も経ってそのことを思いだし、また「私が、もし聴覚障害者になったら、誰をリクエストするのかなぁ〜、え〜と、もちろん、Aさん、Bさん、Cさん、それから、Dさん、Eさん、あっ、Fさん、Gさんも人柄も好いし技術も上手くなったよなぁ〜、Hさん、Iさんも、悪くないなぁ〜、Jさん、Kさんも捨てがたい。」などと思って、やっぱり私の名前は出てきません。
「何だかなぁ〜、十年一日、進歩なし。悲しいです!! でも、もしみんなが都合悪かったら、お花ちゃんでもいいかなぁ〜ぐらいには、成長したかも……」
わたしは、お花