全国ろうあ者大会に参加するのは、久しぶりです。今回は松江で開かれ、場所も近いし、何より県士会の仲間が通訳のお手伝いをすると聞いて、「心の支え」にと、付いて行きました。
通訳の担当を持つ一緒に行った、仲間たちは、打ち合わせや事前準備があると、誰も遊んでくれないので、一人淋しく松江の観光に出かけました。
当たり前の事ですが、松江にはろう者が大勢来られていました。松江は「『みんなが手話で話した島』ってこんな感じの島だったのかなァ」と思えるほど、どこに行っても手話で話をしておられる方がいて、観光地とはいえ、街の人達も手話はわからなくても、筆談や身振り手振りで、ろう者とコミュニケーションをとっておられました。
気候も良くて、街ゆく人はみんな穏やかで、優しそうで楽園って、こんなところかなぁ〜と、ほんわかとした気持ちで、会場に入って分科会にもどりました。
分科会「ろう運動」では、鳩山首相の辞任のごたごたにまぎれて、自立支援法の改正が行われたけれど、その内容は私たちが求めていた改正とは、程遠いものだと云う報告でした。現実は厳しいものです。
あぁ〜! やだ! やだ!! 現実はやだ!! 救いは、「先達から、譲り受けたこれまでの、運動の成果を自分たちが、受け継いでゆく!!」と、宣言された若いろう者の言葉でした。
そうだ!! お花も、若き通訳者にゆずり葉のように場をゆずらなければ、そうして、のんびり老後を、楽しもおっと!!
わたしはお花 |
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