知っときゃ良かった!バンドマン豆知識

どうやったら太い音が出る?

多くのギターリストが太い音を出す為に日々研究をされている事と思います。
色々なアンプ・ギター・エフェクター等を試して試行錯誤の連続だと思います。
機材の勉強も重要ですが、もっと目を向ける所があるのではないでしょうか。太い音を出すには、私の経験から「手が最も重要」な要素を占めていると言えるとゆうことです。
こんなエピソードがあります。いい音を出しているギターリストがいました。ツインギターのバンドで相方のギターリストは今一つな感じです。何とかいい音を出そうと上手い方のギターリストの機材を真似てセッティングをしてみるも要領を得ません。業を煮やした相方は「チョッと貸して」と上手い方の機材・ギターそのままで弾いてみました。するとどうでしょう、太い音は出ず今一つな感じの音が出るではありませんか。2人を比べるとカッティングの振りや弦に対するピックの角度が違うのが判りました。
また弦を押さえる手も重要です。弦を押さえる力が弱いとハーモニクスが余計に出るという特性があります。基音が減ってしまうので綺麗な音は出せても芯の太い低音が出にくくなります。

よくアンプ7割などと言ってエレキギターの音を決めるのはアンプに因る部分が大きいと言われます。確かにアンプのキャラクターに因る部分が大きいということは否定できません。しかしギターアンプから出る音というのは、ギターの弦の振動をピックアップで拾って、そこで発生する微弱な信号をアンプで増幅する訳ですから、元の音が細ければいくら加工して増幅しても太い音を出すのは難しいというが想像できると思います。

このようなことから、太い音を出すには手の使い方(特にピッキングは非常に重要な要素です)の研究に時間を費やすことをお勧めします。

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