アルファロメオ・スパイダーのガレージ〜2001

2001年3月8日に納車されたからのトラブル日記です。

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 2001年3月8日、降りしきるみぞれまじりの雨の中、学園長のニューカーが納車されました。1987年式のアルファロメオ・スパイダー・ヴェローチェ(北米使用)です。そのときにお世話になったのが、広島にある『banfan』です。本来はイギリス車を扱ってるショップなのですが、店長の趣味なのかF1カーの製作などもしてます。トラブルがおきた時はメールで連絡し、文章では表現しきれないときはデジカメの写真を添付します。そうすると的確なアドバイスが帰ってきます。とにかく車好きにはたまらないマニアックなお店です。まぁまぁ待たされるけどね。


3月12日
 左リアのウィンカー切れ。アレーゼ新山口で21Wのバルブを買い、交換して解決。

ウィンカーバルブ代   ¥250
¥250

3月19日 ブレーキランプが点かない。『banfan』にメールで相談したところ原因はヒューズ切れであることが判明。ヒューズを交換して無事解決。ただヒューズの形も日本車とかなり違ってたりする。しかもステアリングの下のヒューズボックスを開けるとライトが点くという親切設計で、夜でも交換はらくらくです。でもよく考えるとそれほど頻繁にヒューズが切れるというわけで・・・。予備のヒューズはきらせられません。

4月6日 エンジンのヘッドカバーの隙間からオイルが漏れ出し、プラグホールがオイルの池になるほどの重症。ということで、オイル量に気をつけながら『banfan』まで自走。原因はヘッドカバーを固定するボルトをなめていたこと。さっそくエンジンのヘッドカバーをはずし、新しいねじ山をタップできり、液体ガスケットをまんべんなく塗って規定トルクで締め付けます。写真はそのときのもので、アルファお得意のカムチェーンのツインカムであることが分かります。ヘッドカバーを裏側から見るなんてそうそうできんよ。以来オイル漏れはなくなりました。

工賃   クレーム処理につき¥0
¥0

5月3日 電圧計が動かない&オイルプレッシャー計も動かないというトラブル発生。バッテリー警告灯まで点きだしてエンストしたら再始動はかなり困難な状況に陥ってしまいました。しかし、2日後にイグニッションを回すとあっさりエンジンはかかるし、ヘッドライトをつけてもバッテリー警告灯は点きません。オイルの量も正常だし、もうさっぱりわけがわかりません。気分屋さんな娘です。

5月6日 リアの右側のポジションランプの球切れ。たまたま妹の車(キューブ)のポジションも片方切れたので、妹はPIAAの新しいバルブを買って、俺は切れてない方をもらって付け替えました。バルブ代は妹のバルブの交換工賃ということで取引成立です。

バルブ代  体で返したので¥0
¥0

5月7日 朝学校に行くとき当然右折があるわけで、ウィンカーを出すと当社比で約3倍の点滅。これは、バッテリーが弱ってるか、前後どちらかのバルブが切れてるかの2つの原因が考えられます。そこで放課後バルブを見てみると、外見上は何の問題もないのに点きません。そこでブレーキランプのバルブをはずして付け替えてみると、やっぱり点きません。はずしたりつけたりしてるうちに、なんとバルブが根元からボロッともげてしまいました。ということは・・・、他のバルブもちょっとひねってみると、ボロボロもげてしまいもうどうにでもなれって感じでした。そこで、なるべく右折をしないようにジュンテンドーに行って、12V21W2個セット¥260を2つ買ってその場で交換して事なきをえました。いままでブレーキランプやバックランプがついてなかったと思うと、冷や汗もんです。ところが、夜帰るときに気づいたんじゃけど、やっぱり右のブレーキランプが点かない。どういうことじゃ?

ブレーキランプバルブ代   ¥260×2
¥520

5月11日 5月3日からバッテリー警告灯がつくというトラブルと、電圧計・オイルプレッシャー計が動かないというトラブルが発生してましたが、8日に『banfan』からのメールの指示のとおり、オルタネーターにつながる配線をチェックしてみました。ところがこの配線がエアクリーナーボックスに邪魔されてぜんぜん見えなかったので、エアクリーナーボックスごと取り外し、配線をチェックしました。その際、新たなトラブル発見!伝統のアルファホーンに配線がいってない!これでホーンが鳴らなかった原因がやっとわかりました。そこで配線をつなごうとしたんですが、どこにもその配線がない!まったくよく分からん車です。
 本題に戻って、エアクリーナーボックスを元のように組み付けてエンジンをかけると、異常な爆発がします。何事かと思ったけど組み付ける際にエアフロセンサーの配線をつなぐのを忘れていたためでした。センサーひとつで車って走らんようになるんじゃね。さて、アイドリング時にはやはりバッテリー警告灯はついてたんですが、今朝走り出すとすべてのメーターが正常に動き出し事なきをえました。
  トラブルもようやくおさまったかと思いきや、今度はメーターパネルのターンランプが点かなくなりました。やれやれですが、この車が好きです。

5月18日 ショックです。交差点で信号待ちしてたら、後ろからおかまを掘られてしまいました。ちょっとリアバンパーに傷が入っただけなんじゃけど、また相手がもみじマークのおじぃちゃんだったのであまり強く言うわけにもいかず・・・。タッチペイントで補修しました。

6月6日 大雨の中学校へ出勤途中に、エンジンストップ。鉄道の陸橋を昇りきったとこじゃったので、慌てずにまずセルをまわしてみました。元気よく回るのでバッテリーのトラブルではありません。ところが、ぜんぜんエンジンがかからない。そこで、坂道を利用して押しがけです。ギアを2速に入れて重力加速度=9.8m/s2に任せて加速。クラッチをつないでみると・・・やっぱりかかりません。しょうがないのでJAFを呼んで調べてもらったところ、フューエルポンプの故障という診断が出ました。こうなるともう自走はできないので、すぐさま学校までレッカー移動です。大雨の中隊員さんは大変じゃったけど、俺の心も大雨です。どうしよう?

JAFガソリン20リットル   ¥2,000
¥2,000

6月26日 ついにスパイダー入院です。退院予定は今のところ不明。だって、どこが壊れちょるかよう分からんけぇ仕方ないよねぇ。ついでに今までの不具合をすべてチェックしてもらうことにしました。不具合といってもいつも悪いというわけじゃなく、時々おかしいという一番厄介なパターンです。退院したら今まで以上にかわいがってあげるけぇね!

6月30日 エンジンストップの原因が判明しました。やはりというかフューエルポンプでした。当初リレーの異常かと思っちょったんじゃけど、ポンプ本体の異常ということで通常はめったにないマイナートラブルです。走行距離から考えてもちょっと考えられんところです。症状はスティック(かじりつき)を起こしているということで、単純な構造なはずなのにまさに謎です。『恐るべしイタ車』です。

7月5日 スパイダー復活しました。今回の作業としては、BOSCH製のフューエルポンプ交換、FIAMM製のホーンの交換と配線の引き直し、メーターパネル内の配線のチェックです。で、今回見つかった異常は運転席側のパワーウィンドーのモーターの劣化です。いつ焼きついてもおかしくないということで、財布と相談しながら様子を見ていきます。ほぼ1ヶ月ぶりの運転じゃったけど、やっぱり日本車にはない楽しさがあるっちゃね。
 しかし、ポンプ代がなんと¥60,900也!右の写真は、スティックを起こしたフューエルポンプを分解したものです。極めて単純な構造です。中学校でモーターの勉強をした人なら分かるし去年俺も教えました。これがはやりBOSCH製なのか、こんなにも高いんです。ホーンはとってもいい音がします。

フューエルポンプ代   ¥60,900
工賃     クレーム処理につき¥0
¥60,900

8月12日 ちょっと前からアイドリングが安定せず、Vツインになってしまったかのような震動に悩まされており、赤信号でエンストしてしまうことが続きました。そこでエアフロの掃除とプラグチェックをしてみました。するとなんと、番手の違うプラグがついていて、本来ならNGK規格で6番のところ、5番が2本入っておりちょっとあせりました。純正ではBP6ESというノンレジスタープラグですが、このさいレジスター入りのグリーンプラグBPR6EYにしてみました。4本で¥1600+消費税で走りもよみがえるかなぁと思ったら、スムーズに回転するようにはなったもののはやりアイドリングが安定しません。原因ははたして・・・

NGKプラグBPR6EY   ¥400×4
¥1,600

10月27日 納車から約半年でようやく5000キロに達成ということで、オイル交換です。純正指定オイルはAGIPのSINT2000というフェラーリも純正として使っているオイルで、これがぶち高いしなかなか出回ってないということで、山口市内にあるイタリア車専門のショップ『スクーデリア』に持っていき、そこでお奨めのWAKO'Sのオイルを入れました。といっても1リットルで¥1,900もするし、オイルフィルターも交換したけぇトータルで6リットルも入りました。いやぁ〜オイルを食う食う!
 また、最近発進時にキュルキュルっていう異音がしだしました。おそらくはファンベルトの緩みじゃろうということで、ついでに見てもらったんじゃけど案の定でした。ただ、ファンの方じゃなくてエアコンのコンプレッサーの方じゃったけどね。ベルトの方が寿命ということで注文しておきました。入り次第交換ということになります。オルタネーター側も同時に交換の予定です。

WAKO'Sエンジンオイル6リットル   ¥1,900×6
オイルフィルター                ¥2,500
工賃                       サービス
¥14,595

12月2日 ベルトを注文しちょったんじゃけどなかなか連絡がないのでこっちからかけてみると、アルファは車種によってというよりも、個体によって使ってるベルトが違うので現物あわせしかないとのこと。国産ので合うベルトがあればかなり安くすみそうということで、今日から入院です。なので今は代車のスズキ『アルト』です。たまには軽トラ以外の軽もええけど、やっぱり作りがちゃちぃというか怖いです。でも、スパイダーよりはスピードが出ます。&時々起こるデフ下あたりから突き上げるような震動じゃけど、これはこの時代のアルファに特有のものじゃし直そうと思っても直らないということで、これもまたアルファの良さということで納得しました。

ベルト1320                   ¥850
ベルト6300                 ¥1,050
スタビライザー脱着ベルト交換工賃   ¥7,000
¥8,900

12月23日 相変わらずベルトが鳴くので調整してもらいに行ったんじゃけど、スパイダーはテンショナーとかついてなくて、しかもベルトの張りを調整する機構がまるでないことが判明しました。ということは伸びたらはいそれまでよということなのです。恐るべしイタリア人気質!で、今回は前回よりも5mmほど全長の短いベルトに交換してもらいました。それでも時々は鳴くので、こういうもんだと思うしかありません。ブレーキみたいに鳴き止めとかないんじゃろうか?

工賃   クレーム処理につき¥0
¥0