「おにぎりを食べるわたし」シナリオ 第2幕 顔を描く       

法則化サークル安芸YY 石河良典

口の上に鼻を描きます。
その前に、自分の鼻を上から下になでおろすようによーく触ってごらん。
上から下に広がっているよね。
ぷくっとふくれてぶよぶよのところもあるでしょ。
左の線だけ描いてみるよ。
こげ茶のクレヨンを用意して。
ようい、スタート。
(その後、右の線、鼻の穴を描かせる)
次に目を描きます。
目も自分の指でよーく触ってごらん。
さっさっと描くんじゃなくて、しっかり目の形を感じながら描いていくんだよ。
まず、左目の形だけ描きます。
ようい、スタート。
(その後右目をかかせるが、目の玉はまだ入れないようにする)
まゆ毛を描きます。
まゆ毛は、こんなふうにぐじゃぐじゃに描いちゃだめ。
(悪い例を示す)
一本一本ていねいに毛を描いていくんです。
横にはえたり、縦にはえたり、斜めにはえたり、いろんな方向にはえてるでしょ。
ようい、スタート。
ほっぺたの線を描きます。
もう一度、大きな口を開いてごらん。
ほら、ほっぺのあたりを触ると、鼻の横から口の横にかけて肉が盛り上がる線ができるでしょ。
この作品では、この線がとても大切なんです。
この線があるから、顔に精一杯大きな口を開いている表情がつくんです。
よーく触って研究してね。
それでは、ようい、スタート。
みんなの顔の形の線を描いていきます。
これも耳からなぞるように触ってごらん。
ひとりひとり形が違うはずです。
(先生は、耳の下がちょっと引っ込んでいて、顎のところで細くなって・・・というふうにイメージを豊かに豊かにする言葉がけをすると楽しい顔の形が出来上がっていく)
(その後、耳を描かせる)
みんなの描いた顔に色をつけます。
肌色のクレヨンを使って色をつけていきます。
(クレヨンの紙をはがして、1.5cmくらいの長さにする)
こうやってクレヨンを横にして塗っていきます。
筋肉がぐっとなっているところは、ぐっと力を入れて色をつける。
そうじゃないところは、さっと色をつける。
こんなふうにメリハリをつけて色をつけていきます。
ようい、スタート。
次にほっぺにいろをつけます。
ピンクでぐるぐるぐるっと薄くつけてみます。
ようい、スタート。
(その他、顔には青、赤、黄のクレヨンで部分部分に色をつけさせていくと表情が豊かになる)

(ティッシュを用意してやる)
このティッシュで今つけた色のところをこすってみます。
こうすると、ほら、何となくそれっぽくなるでしょ。
ようい、スタート。
(あまりたくさんこすらせすぎると逆に汚くなるが、やっているうちに子どもたちは上手になっていった)

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