「おにぎりを食べるわたし」シナリオ 第3幕 おにぎりを持つ手を描く
法則化サークル安芸YY 石河良典
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(八つ切り画用紙を半分に切った紙を配る) この紙に大きなおにぎりを描きます。 こげ茶のクレヨンを用意して。 ようい、スタート。 (三角おにぎりにした方が口の中に入れやすい) |
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今描いたおにぎりをはさみで切り取ります。 ようい、スタート。 |
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おにぎりを貼りつける場所を決めます。 まっすぐにするんじゃなくて、斜めになるようにしなさい。 (口の全部が隠れないように指導していく) (この時に、描いた線がある方が裏になるようにさせる) |
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おにぎりにのりをつけて作品に貼りつけます。 線を描いた方にのりをつけるんですよ。 おもて側が真っ白なおにぎりになるんですからね。 ようい、スタート。 |
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おにぎりを持っている手を描いていきます。 ここが一番この作品で難しいところだからね。 でも、先生の言うとおりにやっていくと、きっと上手な手を描くことができますよ。 こうやっておにぎりを持ってるよね。 (指が四本見えるようにしておにぎりを持った手を子どもに見せる。) |
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先生のこっち(子どもから見ると左側)の手を見てごらん。 ほら、ここのところは手の甲の部分だね。 |
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左側の手の甲をこんなふうに丸で描きます。 おにぎりの横の空いてるところに描きます。 描けなければ、画用紙からはみ出ても構いません。 ようい、スタート。 |
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指を描いていきます。 指をよーくみてごらんね。 こんなふうに3つの部分からできているよね。 だから便利に曲げることができるんだね。 (指の構造を理解させる) |
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じゃあ、まず小指から描いてみるよ。 小指は一番細い、そして短い。 一番下側の部分から描いていきます。 指で上手におにぎりを持っているように描いていくからね。 手の甲の下の方からおにぎりに向けて、ようい、スタート。 (まずは、一つずつ描かせる) では次、二番目、ようい、スタート。 (これもきちんと描けたかしっかりと確かめる) (指が曲がっているように表現できた子どもの作品を紹介していくと指の曲げ方を意識した描き方をする子どもが増えてくる) では三番目、ようい、スタート。 |
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(同じように薬指、中指、人差し指と描かせていく) その際には指の説明をしてやる。長さや太さを意識させたい。 薬指・・・小指よりも長い 中指・・・指の中で一番長い 人差し指・・・中指よりも短い 最後に爪を描きます。 ようい、スタート。 |
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さあ、もう一つの手も完成させよう。 まず、何をしますか? (手の甲を描きます) 次に? と問うていくと、子どもたちは答えることができる。 一つの手でしっかりと指導することで描き方をマスターするのだ。 子どもたちは何となくパーツに分けた手の描き方ができるようになっていた。 こうして描かせていくとよい。 |
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おにぎりの形を線で囲んでいきます。 でも、気をつけてほしい大事なことが一つだけあります。 それはね、指の上まで線を描かないこと。 せっかく描いた指が切れてしまいますからね。 いいですか。 指のところには絶対に線を引かないのですよ。 では、ようい、スタート。 |
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おにぎりの米粒を描いていきます。 これはね、一粒一粒描いていくんだ。 ほら、こうして小さな米粒を描いていくと、本当のおにぎりのように見えるだろ。 ぎっしりと米粒を敷き詰めて描いていくんだよ。 黒のクレヨンを持って。 ようい、スタート。 |
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手の甲から腕を伸ばしますね。 (実際に格好をさせてどちらに伸びたらいいのか確かめさせる) 描けるところまででいいですから、ようい、スタート。 手に色をつけます。 顔に色をつけた時のようにぐぐっと力を入れるところとそうでないところを考えながら塗っていきなさい。 肌色を用意して。 ようい、スタート。 今度は、服を描いていきます。 まずは、肩を描きますね。 顔の横からこんなふうに線を入れます。 (画用紙いっぱいの顔になっているので描けるところまででよい) ようい、スタート。 体の部分に、ボタン、ポケット、簡単なマークとかを描いていきます。 ようい、スタート。 (ごちゃごちゃと描かせるのではなく簡単でよい) |
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目玉を描きます。 目玉は絵に命を吹き込む大切なところです。 この絵は何をしているところだったけ? そう、おにぎりを食べてるんだね。 おにぎりをしっかり見ているように目玉を描き込むんだよ。 まっすぐに描いちゃ面白くないからね。 おにぎりをしっかり見てるようにね。 こっち(左側)の目から。 ようい、スタート。 (もう一方も描かせる) |
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髪の毛を描いていきます。 髪の毛は上から下へ一本一本描いていきます。 女の子はこんなふうにながーく描いていいです。 男の子は短い髪を一本一本描いていきます。 (男の子で額までしか描けなかった子どもには髪の毛を無理に描かせなくてよい) |