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本邦初公開!
これがうめっちの愛車だ!

うめっちは、今日(日曜日)、明日(月曜日)が休みだ。
土曜日に学校行事があったため、月曜日が代休になったのだ。
この2日間は、びっちり我々のお相手をしてもらえる。
旅行前から、何度もメールをやりとりして、この2日間をどう過ごすか打ち合わせをした。
我々の希望は以下の通り。
@市内のおもだったところはツアーで回るので、穴場を案内してほし〜い
Aパリ郊外の城や田園風景が見てみた〜い
B世界遺産「モン・サン・ミッシェル」に行きた〜い
C大型スーパーマーケットでフランスならではの雑貨が買いた〜い
Dうめっちの学校でミニライブをやりた〜い
さて、その希望は叶えられるのだろうか。

地図を見ながら
行き先を確認

もちろん、左ハンドルです

事前の打ち合わせにより、「モン・サン・ミッシェル」には明日行くことにした。
今夜はうめっち邸に招待してもらえるらしい。
さしあたり、今日は一体どこへ。
うめっちが午前10時前にホテルへ迎えにきてくれる。
その後、女性陣とはルーブル美術館前でおちあい、行き先不明のミステリーツアーのはじまり、はじまり。
…いやいや、そこはさすがうめっち。
しっかり今日の行き先を考えてくれていた。
「○○○大聖堂とヴェズレー、どっちに行きたいですか?」
なぬ?ヴェズレー?
他の3人はどうかわからないが、少なくとも自分はヴェズレーという言葉自体がファーストイアー(初耳)。
土地の名前なのか、建造物の名前か、はたまた…。
旅行前にガイドブックとにらめっこして、大体の有名どころは頭にインプットしたはずなのに…。
どうやらそれは、パリ郊外の地名で、小高い丘に古い教会があるらしい。
満場一致で、ヴェズレーに行くことに決定!

ファンタの看板も
我々にかかれば…

ウワサの洞窟は
入口に鍵がかかってます

フランスの高速道路は、日本のように高架になっていない。
おかげで、まわりの景色がとてもよく見える。
高原、森、牧場、田園、空…無造作にどこかを四角く切り取ったとしても、そのすべてが絵葉書として販売できそうな美しさだ。
途中、サービスエリア(らしきところ)に立ち寄る。
そこの売店で売っているお菓子や小物ひとつひとつに目が釘付け。
なんでこんなに、おしゃれなん?
道中、何だか曰くつきの「洞窟」あり。
「1時間のガイドツアーがあるらしいですよ」とうめっち。
しかし、いくらフランス語でガイドされても、いっしー以外の3人には到底理解できないだろう。
いっしーは学生時代、フランス語専攻だったので、実はフランス語がペラペラなのだ。
…冗談はトゲ坊やの顔だけにして、結局、ガイドツアーはちょうど昼休憩に入ったらしく、あえなく断念。
再び車を走らせる。
そうこうしているうちに、車は小高い丘をのぼっていく。
両サイドにキュートな店が立ち並ぶ細い路地の先には、どどーんと古びた教会。
我々の到着を歓迎するかのように響き渡る鐘の音がディンドン(←案外、自己チュー自己マン的思考)
そう、ヴェズレーに到着したのだ。

趣のある教会

昭和のアイドル

いつもはおしゃべりでハイテンションの我々も、教会の中ではさすがに厳粛な心持ち。
一歩足を踏み入れただけで、言いようのない歴史の重さを感じる。
外に出て少し歩けば、まわりの景色が一望できる場所あり。
遠くに見えるこじんまりした町並みは、まるで箱庭のよう。
思わず、近くの木立でアイドルのポーズをとるえつねぇ。
しかしそれは、どう見ても「昭和のアイドル」のポーズだった…。
しばし、その眺望を堪能した後、路地のかわいい店を散策。
「そろそろお昼にしましょうか?」
うめっちの呼びかけでオープンテラスの小粋なカフェに入る。
「…」
ありゃりゃ、我々が入った途端、営業終了。
さすが、フランス、先ほどの洞窟と同じくしっかりシェスタをとるようだ。
しかたなく、空腹のままヴェズレーをあとにする。

感動の眺望です

途中、またまたサービスエリア(らしきところ)に立ち寄り、遅めの昼食。
いっしーとまっこは、うめっちに思い切り助けてもらいながら四苦八苦して注文したが、えつねぇとトゲ坊やは自力で注文する。
空腹は、誰にも勇気とパワーを与えるようだ。
自分の注文したソーセージは、それなりに美味だったが、驚いたのはそれについてきたマッシュポテトの量の多さ。
お茶碗2膳分ぐらいはあったかも!?!?
しっかり腹ごしらえした後は、いよいようめっち邸に向けて進路をとる。
フランス名物の渋滞に巻き込まれつつ、だんだん胸が高鳴っていく。
渋滞の間えつねぇは、フランスの車を見ては、カーメーカーをひとりで当てっこして喜んでいた。
彼女はこの旅で、相当車に詳しくなったことであろう。


うめっちの住むマンション

ある意味貴重な5ショット

「ここが、私の職場です」
「へぇ〜、へぇ〜、へぇ〜」
98ヘェ。
パリ日本人学校を過ぎると、ほどなくうめっちの住むマンションだ。
地下駐車場の入り口がリモコンで開いたことに感動しつつ、いよいようめっち邸へ。
奥さまと二女のさらちゃんが笑顔で迎えてくれる。
三女のあさひちゃんはソファーの上で寝ぼけまなこ。
おねえちゃんは友だちの家に遊びに行っていて、もうじき帰ってくるらしい。
こどもたちは、さすがに2年半の月日を否が応でも実感させられるほど、大きくなっていた。
そして、奥さまは日本にいるときと同じように、いや、もしかしたら日本にいるとき以上に若々しくはつらつとしていた。
フランスの水が肌に合っているのだろうか。
そんなことをふと思いつつ、日本から預かってきたたくさんのお土産披露タイムに突入だ。
ひとつひとつにワイワイとツッコミを入れながら、楽しいひととき。
お土産を預けてくれたみなさん、うめっち本当に喜んどったよ。
頑張って持っていった甲斐があったというもの。

ゴチになりました!

いっしーが主役のような
構図ですが^^;

その後、長女のあやかちゃんも帰ってくる。
これでオールスター勢ぞろいだ。
満を持して、愛情いっぱいの手料理をいただく。
いやぁ〜、どれもこれも、美味い。
いちいち感動しながら、口だけはしっかり動かしてバクバクいただく。
えつねぇとトゲ坊やはワインが、まっこといっしーはシードルが心地よく体内に回りはじめ、ますます饒舌になる。
人生で初めて口にする「アーティチョーク」も感動。
これは葉の部分を一枚ずつ剥がし、歯でそぐようにして食べるのだ。
みんな、食べたことある?
その後、うめっちの秘密の部屋(?)で掲示板にカキコし、コーヒーとチーズケーキをいただき、みんなで写真を撮り…。
楽しいときはあっという間に過ぎていく。
明朝は午前7時出発、モン・サン・ミッシェルは遠いのだ。
あまり遅くなっては申し訳ないので、キリのいいところでオイトマすることにする。…といっても、十分すぎるほど長居させてもらったんじゃけどね。
奥さま、さばきっぱなしで帰ってすみませんでした。
半年後、また日本でごちそうしてください?!やろ。

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