フランスの信号は
点滅せずにいきなり 変わるので…怖い |
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午前8時15分過ぎ、集合場所の「マイバス社」に到着すると、すでにたくさんの人であふれている。 出発時間は午前8時半だ。 むむ、8時半になっても呼び出しがかからない。ちょっとイライラ。 しばらくすると係の人がこう叫ぶ。「バスが渋滞に巻き込まれまして15分ほど遅れまぁ〜す。しばらくお待ちくださぁ〜い」←係の人は日本人なので、もちろん日本語ペラペラ^_^; 日本の観光バスなら、絶対こんなことはないだろう。 これもフランスのおおらかなところか。 ま、15分なら許容範囲じゃね…。 だが、しかぁ〜し! 結局、バスが到着して出発できたのは午前9時半、なんと1時間遅れ。 帰りの飛行機の時間の関係で、キャンセルする人も何人かいた。お気の毒。 …ただ、このおかげでミネラルウォーターが無料配布されるとともに、本当は別料金のベルサイユ宮殿の庭園入園料が免除になる。 我々にとっては、ある意味ちょっとおいしいハプニングだった。 |
この庭は市民球場の 33倍です(これもうそ) どこを見てもゴージャス!! |
今日はめっちゃいい天気。 ベルサイユ宮殿が青空によく映えている。 個人で見学に来ている人は長蛇の列を形成しているが、団体客は別の入口からスムーズに入ることができる。 ただし、入場時には空港なみのセキュリティチェックを受けなければならない(これはルーブル美術館入館時も同様)。 宮殿の中は、とにかくため息が出てしまうほどのゴージャスぶり。 「鏡の間」が2/3ほど工事中だったのは残念であるが、目の前に広がる当時の豪華絢爛ぶりに目を見張ったり、感嘆したり…。 また、はるか遠くまで続くシンメトリーの庭園も、ヨーロッパの気品漂う美しさ。 ベルサイユ宮殿といえば、真っ先に「ベルサイユの薔薇」を思い出すが、これって、もしかして自分ぐらい? あっ、宝塚ファンの友人Nがおったわ…(禁句) |
昼からは女性陣と合流。 ついに念願だったカフェへ。 自分は、パリのカフェでカフェ・カプチーノを優雅に飲むのが夢だった(詳細は山口百惠著「蒼い時」参照のこと)。 なぜか「おさかな天国」を口ずさむ陽気なフランス人のウェイターさんに注文すると、カプチーノが…ない(>_<) ちゃんとメニューには書いてあるのに…。 日本人に飲ませるカフェ・カプチーノはないっちゅうんかい、このおさかなフランス人め!と、心の中で毒づいていたものの、代わりに出してもらったクリームてんこ盛りのコーヒーが、めちゃウマ!! さっきまでの怒りは音を立ててしぼみ、代わっておさかなフランス人に感謝のまなざしを向ける自分。 嗚呼、なんという変わり身の早さよ。 ここで食べたムッシュ・ド・クロックとニース風サラダも、めちゃめちゃイケていた。 |
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その後、4人でのんびりセーヌ川沿いを散策して、シテ島に。 街角の名も知らぬ公園や木立や看板にも、なんとも言えない趣がある。 しばし公園のベンチに腰掛け、残り少ないパリの時間を満喫する我々。 そして、ノートルダム大聖堂。 さすがここも世界遺産だけあって、とにかく汲めども尽きない歴史とパワーを感じる。 ステンドグラスをひとつひとつ見るだけでも、半日ぐらいかかりそうだ。 我々にとっての教会と、ヨーロッパの人にとっての教会は、また違った意味を持っているのだろう。 そんなことを思いつつ、心の中では「時間よとまれ」と念じるいっしーであった。 |
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